ベルテント "Sibley's memory"
キャンプオンパレード工房にて作っております。
受注生産になります。ご納品まで6−8ヶ月ほどいただきます。
色の組み合わせをお選びください。
国内生産でのオーダーですので、色の組み合わせ、細かな仕様など、我儘をおっしゃってください。対応をいたします。
オンラインでのご相談にも乗ります。
オンラインショップ→オンラインオーダー相談 とお選びください。
コンセプト
数年前から日本でも広く見られるようになったベルテント。
美しい姿、少し周囲が立っていることでの内部空間の広さ、センターポール一本で建てられる簡便さ。モノポールテント(ポール一本)ならではの風に対する強さ。非の付け所がない姿形です。
テント形式について
この形は、Mr.Henry Hopkins Sibleyによって開発されたと言われています。
彼は、アメリカ独立戦争からの名門のイギリス系の家系に生まれ、ウエストポイント(名門の陸軍士官学校)を卒業してアメリカの軍人としてのキャリアを歩み始めます。そして、ネイティブアメリカンのティピーに触発され、ベルテントを制定。それが1850年代。ちなみに1853年は日本への黒船来航。 ただ、本当は、このあたりが良くわからない。
最初にMr.Sibleyが書いた絵では、ベルテントの特徴である周囲の立ち上がりが無い。 1861年から1865年のアメリカ南北戦争では、周囲の立ち上がりがあるベルテントが使われていることが確認されています。Mr.Sibelyはアメリカ陸軍で、当時は将軍。テントの特許も取得していました。アメリカ軍(北)が、一張毎にロイヤリティを払うという約束で4万張もベルテントを使います。ただ、Sibely将軍は、南軍に身を投じました。そして、南軍の勢いを止めてしまったニューメキシコ戦役の指揮を取り敗北します。 もちろん、南北戦争後、Sibley将軍は、敵の将軍として、特許利用料などを受けとることはありませんでした。戦後、エジプト軍の顧問なども勤めましたが、最後は失意のうちに亡くなっています。Sibley将軍は、ベルテントの中で使える薪ストーブも同時に開発しています。その薪ストーブは第二次世界大戦まで使われました。こちら、残念ながら今では実用性がないものですが。
名前の由来
諸説ありますが、キャンプオンパレードは、ベルテントは、Sibley将軍の手により完成されたと考えます。将軍への尊敬を込めて名前をつけました。
一般的なベルテントとの違い
Nordiskが日本で本格的に販売を開始して以来、ベルテントは日本でも本当に良く見るテント形式になりました。
そういった一般的なベルテントとキャンプオンパレードのベルテントは、以下の点で違いが存在します。
1)重量
ベンタイルは、コットン100%でありながら、優れた防水性を備え、かつ軽量な素材です。
一般的なベルテントは、ポリコットンもしくは厚めのコットン素材を使っています。そういったベルテントに比べると、重量が1/2-2/3ぐらいになっています。
2)通気性
ベンタイルは、通気性にも優れています。夏は涼しく、冬は暖かくなります。ただ、それでも真夏のテント内の暑さは避けられません。
キャンプオンパレードでは、テントと反対側の背面に入り口ドアの上半分とほぼ同じ高さぐらいのとおろに窓をもうけました。そうすることで、風が通り抜け、テント内の快適性を向上させています。
3)薪ストーブの煙突ポートの標準化
大きなコットンテントを使うときには、寒い時期もキャンプをし、薪ストーブを使いたいもの。
ただ、薪ストーブの煙突をどうやって、テントから出すかは一苦労されると思います。キャンプオンパレードでは、薪ストーブの煙突ポートを標準化することで、ベルテントを使う楽しみを、より気軽なものにしました。
4)張り姿の優美さ
生地の形を工夫して、ベンタイル生地の腰の強さを引き出し、より優美な張り姿になるようにしました。
5)日本国内での手作り生産
キャンプオンパレードの工房で、一つ一つ丁寧に作っています。今、世界中のベルテントが中国で生産されています。キャンプオンパレードも、中国で生産をしたことがありますし、中国の縫製現場も見てきました。
その経験を踏まえ、中国生産の雑なところも理解をした上で、自分たちで東京で丁寧に作っています。
テント幕体の生地
ベンタイルを使っております。
軽量で、通気性と防水性を高い水準で両立をしたコットン100%の生地になります。質感の高いアースカラーの色も特筆をすべきものです。
用途とサイズについて
3つのサイズを準備いたしました。
テント名称の後ろの数字が、テントの直径を示します。
Sibely's memory 300
ソロ、もしくは2名様でご利用ください。
直径3m、中心部高さ2.2mになります。
Sibley's memory 400
大人2名およびお子様1−2名様でのご利用に適しています。
直径4m、中心部高さ2.5mになります。
SIbley's memory 500
大人2−4名、あるいは大人2名お子様2−3名様でのご利用に適しています。
直径5m、中心部高さ3mになります。
基本的な仕様に関して
テントの幕体の素材はベンタイルからお選びを頂けます。
→生地の詳細はオンラインショップの「生地見本」のページをご確認ください。
→アルバートン帆布もお選びを頂けますが、大きなテントですので、アルバートン帆布だと、遮光性が強すぎ、テントの中が暗くなります。
また少し重量が増します。
薪ストーブ用の煙突ポールは標準で装備。 センターポールおよび入り口のポールはウッドのポールになります。
電源ポートが標準で付属をしています。
また、通常のベルテントと異なり、夏場での風の通いをよくするために、テントの後ろ側に窓がついています。
色のご指定に関して
テントのパネル毎に色をお選びいただけます。
お好みのある特定の色だけで、テントをお作りしてもいいし、複数の色を組み合わせて作ってもよろしいかと思います。
オーダーいただける事項
テントの幕体の色の指定
テントのフロアの色の指定(黒、ベージュ、ブラウン、ネイビー、ベージュ、白)
ガイロープ の色(黒、白)
煙突ポートの穴の大きさ
電源ポートの位置
基本スペック
Sibley's memory 500
ベンタイル重量:32.5kg 幕本体24.5kg(グランドシートとも)、ポール9kg
アルバートン帆布重量:40.5kg 幕本体32kg(グランドシートとも)、ポール8.5kg
設営時サイズ:直径5000mm、高さ3000mm
収納時サイズ:幅1150mm、奥行き310mm、高さ300mm
付属品:ポール、張り網、自在
SIbley's memory 400
ベンタイル重量:23.5kg 幕本体15.5kg(グランドシートとも)、ポール8.5kg
アルバートン帆布重量:27.5kg 幕本体20kg(グランドシートとも)、ポール8.5kg
設営時サイズ:直径4000mm、高さ2500mm
収納時サイズ:幅900mm、奥行き300mm、高さ300mm
付属品:ポール、張り網、自在
Sibely's memory 300
ベンタイル重量:17.5kg 幕本体10.5kg(グランドシートとも)、ポール7kg
アルバートン帆布重量 22kg 幕本体14kg(グランドシートとも)、ポール7kg
設営時サイズ:直径3000mm、高さ2000mm
収納時サイズ:幅700mm、奥行き250mm、高さ250mm
付属品:ポール、張り網、自在
取り扱い上の注意
テントに関しては、ご購入後の、破損・改造もお受けいたします。個別のお見積もりになりますので、お気軽にご相談ください。
長くお使いをいただければと思っています。
仕様に関して迷われたら