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ファイアートランペットの企画で留意したこと

色々な火バサミがあります。


キャンプオンパレードで最初に取り扱っていたのが、3つ。

当時、私が最高峰だと思っていたのがFirebird。火バサミと火かき棒の機能がセットになっていて、かつ非常に強かった。薪ストーブを扱っている会社が開発しただけあって、本格派で強靭。ただ、一つだけ欠点があった。先端の火かき棒の機能となる薪を砕く部分が鋭利すぎる。ちょっと怖い。


次に、お馴染みMAKIBASAMI。カッコいいです。ただ、ぐらつく。


3つ目が、当時に最もご評価を頂いたブラスタートング。火バサミと火吹き棒の機能がセットになったもの。このブラスタートングに出会うと、何で、火バサミに火吹き棒の機能がセットになっていないなんて、もう信じられない、というぐらい便利だった。決定版だと思った。ただ、コストを考えて、汎用の金属パーツから作られているから、大きな薪を掴むには剛性が足りなかった。火かき棒の機能は全くないので薪ストーブで、薪を手前に寄せたりするのには使えなかった。


今回、ファイアートランペットの開発をするにあたり、この3つの経験から考えました。

Firebird・ブラスタートングの経験から、火バサミ、火吹き棒、火かき棒の3つの機能をセットにしたい。

MAKIBASAMI・ブラスタートングでは実現できなかった、ぐらつかないこと・薪ストーブでも使える剛性は確保したい。

で、もちろんカッコよく。


カッコよく、というのは意外と(?当たり前に?)難しい。そんな時に、虎ノ門の特許庁で出会ったのが、今回、色々なところでお話をさせていただいている明治の特許。源流がここにあったんだー、という感激と同時に、その姿にも驚嘆をした。この姿から学べるものは学ぼう。答えに近づいた瞬間でした。


ぐらつかない・剛性を確保する、というのも難しかった。焚き火・薪ストーブでは大きな熱が道具に加わる。それでも歪まない、繰り返し使ってもぐらつかない、ということを確保しないといけない。



決定版、と言える商品に仕上がったと思います。

キャンプの定番になれる商品に仕上がったと思います。




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