以前のブログの再掲、ちょっと加筆です。
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キャンプとは関係がない話ばかり。
私が好きな本。
勿論、一番は聖書。だけど、これはクリスチャンとして当たり前。好きという対象にする話?でもないし。
さてさて。
この手の話に、一番はもちろんつけられないですが。あえて、順番をつけます。
①萩尾望都 「スター・レッド」
なんでなんで、と言われてしまいそうな少女漫画ですが。しかも一番?
「ふん、あんな星、赤いだけよ」という台詞が忘れられなくて。夢中で読みふけりました。何度も何度も。
誰が火星に一番に行くことになるだろう?
②ル・グィン 西のはての年代記「ギフト」「ヴォイス」「パワー」
ル・グィンを出すところは、いかにも私らしい。しかもゲド戦記のような雄々しい話ではなく、もっと流れる強い水のような、西のはての年代記をだすところが私らしい、としておきましょう。
ル・グィン、お亡くなりになったんですよね。もう同時代の人じゃなくなっちゃったんですよね。
③澁澤龍彦 「高丘親王航海記」
シブタツは、当然にように大好きで、浪人生の時代は、大阪の梅田でパチンコをし、それで勝ったお金で、初版本を買っていました。ただ、その熱も今は冷めてしまい。でも、この話だけは忘れられない。シブタツ晩年の小説。静かなお話。
④マルセル・シュウォッブ 「少年十字軍」「黄金仮面の王」
大好きだったフランス文学。大好きだった19世紀末。衝撃を受けたピクチャレスクな文体。そして単位を全くもらえなかった勉強しなかったフランス語。
短いシーン一つ一つにのめりこみ、ゆっくりとしか読めませんでした。
⑤スタニスワフ・レム 「惑星ソラリス」
映画はみたことがあっても、この小説を何度も何度も読んだことがある人は少ないんじゃないかな。だって、長いから。
でも、あの命をもった海のシーンは、映画ではだめ。やっぱり文字じゃないと。
すみません。マイナーなものばかりですね。一応、SFが好き、ファンタジーが好き。固い文体が好き、心理描写よりシーンを想像しやすいものが好き、ということです。
番外:最も影響を受けた小説
ヴェルコール 海の沈黙、星への歩み
これは、ちょっと重いですね。ナチスに占領されたときのフランスのレジスタンス小説。静かな抵抗、自分の文化に対する誇り。
私の韓国人としての誇り、日本育ちとしての日本への愛を含め、いつでも考えなければいけない小説。
短い小説です。ぜひ、読んでみてください。岩波文庫だったと思う。
本当にキャンプとは関係がないな。
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