昔、SIMMSに営業に行った時のこと、ブランドというもの

ある素材の営業をしていたことがあります。世界でも最もクオリティの高いネオプレーン。SIMMSさんが使ってくれていた。

SIMMSは、元々は1980年に作られたウェーダーの会社。川で釣りをするときに着るものですね。その頃から、日本のネオプレーンを使っていた。

その会社を1992年に、経営コンサルタントをしていた人が買収して、モンタナに移動をしました。


私が訪問したのは、1998年か1999年のことだったかな。モンタナ州のボーズマンという街。空港についてから、ホテルまでどう行けばいいのか、予め聞いていたけど、その通りに歩いても全く訳がわからない。当たり前で、車での曲がり角とかを、先方は教えてくれていたのでした。

ホテルに入って、約束の時間まで待っていたけど、とにかく「田舎」すぎて、何も出歩くところがない。


SIMMSのK.C.Walshさん(社長ですね)が自ら迎えに来てくれて、オフィス・工場に連れて行ってくれた。本当に小さな小さな工場。夕方になったら、そこで働いている人とかが、みんな外で草野球しているの。

その時に彼が言った「Nice small family business」という言葉が今でも忘れられない。当時の私は、「成長しなければ」という思いに取り憑かれていたし、経営コンサルタント出身者が(同じ立場として)、何を気の抜けたことを言っているんだ、ぐらいの感覚でした。


次の日は、ゴルフ場でお昼を食べた。ゴルフをするんじゃなくて、そこがボーズマン一のレストランなんだな。子供たちも、いっぱい、騒いでいて、アメリカは豊かだなあ、と思ったのを覚えている。


モンタナだよ。ボーズマンだよ。本当に小さな街だよ。


今、見ると、まだK C.WalshがSIMMSをやっているんだね。未公開企業のまま。

会社を売らずに(カスケードデザイン!)そのまま、自分達でやり続けている。


ブランドを続けながら、基本の価値観は変わらずに、今すぐに売れる流行り物とかに特に飛びつきもせずに。


それでいいんだなあ、と何かあるたびに思い出させてくれる大先輩です。




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