単なるヴィンテージじゃダメ

私は、少し古い車が大好きです。

子供には、「パパの車は、カッコいいだけで狭いし、壊れるから嫌だ」と言われます。


それなりに色々と乗りました。

クラシックレンジローバーとか、1980年代のジャガーのXJとか、1993年のデイムラー12気筒とか、1992年のジャガーのXJ-Sとか。イギリスばかりか。

実は、1950年代の日本に数台しかないメルセデスのガルウィング300SLとかも。

フェラーリもアストンマーチンも乗っていたことがあります。

目は肥えているつもり。


ただ、私が2台目に買ったのは初代のプリウス。空色をしていた。当時、神戸にいたので、神戸と東京を何度も往復したなあ。物凄く加速性能が良かった記憶があります。

この間、今のプリウスに乗ったんです。びっくりしました。物凄く良い。安定しているし、早いし、燃費もいいし、内装の質感も悪くないし。

いやー、車の燃費はリッター5kmという感覚からすると、訳がわからない燃費でした。

びっくり、びっくり。


考えてみれば当たり前の話で、1992年のジャガーのXJ-Sは、当時の最高のスポーツカーかもしれないけど、そこからもう30年ですからね。


世界中で優秀な方々が、どんどん時間を費やして、進化させていっている。新しい手法、新しい設計、新しい素材、進化する製造。その尊さ。

その尊さに対する尊敬が無いと、物作りはしちゃいけないんだと思います。


ジャガーのEタイプを、電気自動車として新車として出すプロジェクトがありますね。あれは面白いと思います。単なる懐古趣味ではない。


キャンプオンパレードは、非常にクラシックな形のテントで、問いを出しています。

ただ、形はクラシックだけど、素材、製法はクラシックではありません。今の技術で、今の製法を持って、クラシックな形を世の中に問いかけています。


単に、中世が好きだからとか、渋いのが好きだから、ではありません。

懐古趣味ではありません。

クラシックを「再解釈」する、というキャンプオンパレードの考え方と、何となくカッコいいは、まるで違うものだと思っています。


全く気付いていなかったですが、ある企画を見て愕然としました。この20年間で本当に進化したジャンルでの企画。アウトドアというのは壁と硬い床が無い空間。直接音と反射音、点音源で波紋のように広がる音、箱を鳴らすか鳴らさないか、という議論がされ、山ほどの商品が挑戦をしてきました。その「尊さに対する尊敬」が無い。





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